物流に「文化」を届ける。ロジスティクスカンパニーと共創する新事業

- Project Information :
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MERRY LOGISTICS
- Date :
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Jan 2021
- Client :
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株式会社CAPES
プロジェクト概要
Outline
物流業界の営みをもう一度見なおすために、アートやデザイン、テクノロジーとコミュニティの可能性に向き合うプロジェクト。

プロジェクトの背景
Background
社会インフラである物流を、カッコよくしたい。
クライアントでありパートナーである株式会社CAPESは、物流領域に特化したコンサルティングファームです。ロボットやAIを活用した物流のオートメーション化や、アカデミー事業での人材育成を担っています。
その中で、代表の西尾さんの中にフツフツと煮えたぎるものがありました。
「物流をカッコよくしたい。」というピュアで切実な想いです。
プロジェクトの発見
Discover
HIP LOGISTICS!
の合言葉から始まった探索
マガザンキョウトはオンラインストアを運営しており、包装、梱包、発送のタスクを推進する中で「もっとこうなったらいいのに」という肌感覚の仮説がありました。
CAPESの考えと突き合わせながらブレインストーミングを行い、「物流にこういう領域がコラボレーションされたらいいのに」というイメージをヴィジュアルとして可視化しました。
プロジェクトのビジョンビジュアル
Vision visual
システム化、無人化に向かう物流に、
もう一度「文化」を届ける。
プロジェクト名は、クリスマスの陽気な「Merry Chiristmas!」からインスピレーションを得て、Merry Logistics (メリーロジスティクス)と名付けました。
以下が宣言文でもあるステートメントです。
西尾さんとプロジェクトメンバーで対話を重ねながらライティングをしました。
日々の営みに欠かせない存在となっている”物流” 。
「早く、安く、正確に届ける」ことにしのぎを削り、現場は日々努力を続けています。
そして今、増え続ける荷物。減ってゆく人員。
それを補うべく効率を追究する先で、物流は、わたしたちの営みは、いったいどうなるのでしょうか?
もしかすると、みんな、どこかに無理が生じていることに気がついているのかもしれません。
わたしたちは、物流の世界に身を置く中でこう考えるようになりました。
荷物を届ける人たちが生き生きと活躍して、 受け取る人たちが最高に喜んでくれる。
そんな物流をかたちにできないのだろうか?
わたしたちは、物流業界の営みをもう一度見なおすために、アートやデザイン、テクノロジーとコミュニティの可能性に向き合います。
そして、日々の営みからゆたかさを見い出すことで世の中を動かしてきた “文化” の力を取り入れていきます。
わたしたちの使命は、“文化” を物流へ届けること。
もっとかっこいい、ゆたかな物流をかたちにできると信じて。
プロジェクトのディティール
Details
テストマーケティングとして行った、
マガザンキョウトでの物流特集
リサーチとプランニング段階で出たアイデアと仮説を検証するために、実験のアトリエとしてのマガザンキョウトで「物流特集」を実施しました。
コンテンツは以下です。
■ギフトラッピングワークショップ
toCのギフトラッピングがサービスになり得るのか?
■オリジナルグッズ販売と、オンラインストアオープン
物流モチーフのグッズで、業界内外の方の認知を得られるのか?
■インタビュー記事リリース
プロジェクト立ち上げに至る考えや想いは、業界内外に共感を生むのか?
プロジェクトの成果
Results
新たな仲間とともに、
いざ次のステージへ
メリーロジスティクスのローンチは、多くの方々の共感を得ました。
物流業界で働く方々、クリエイティブワーカー、アーティスト、訪れてくださったお客様、そしてCAPESとマガザンのスタッフ。
物流というテーマにトライし、荒削りながらも見て触って対話できる状態でリリースした企画は、新しい展開を迎えています。
今後のプロジェクトの進捗にご期待いただけると嬉しく思います。
プロジェクトのチーム
Team
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西尾 浩紀
株式会社CAPES 代表取締役
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足立 夏子
ラッピングデザイナー
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岩崎 達也
代表取締役 / 編集長
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岸本 敬子
デザイナー・イラストレーター / 准教授
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藤本 淳弥
シニアマネージャー / ディレクター
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黒田 純平
アートプランナー / キュレーター・ギャラリスト
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井上 みなみ
シニアデザイナー / フォトグラファー
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佐々木 明日華
ディレクター / フォトグラファー
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