大学変革を五感に届ける。コミュニティドリヴンの大学案内パンフレット編集プロジェクト

- Project Information :
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京都精華大学 大学案内編集プロジェクト
- Date :
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Apr 2021
- Client :
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株式会社リクルートコミュニケーションズ | 京都精華大学
プロジェクト概要
Outline
「表現」の力を信じる。
在学生、教職員、そしてOBコミュニティの力で、多様で広範なステークホルダーへ変化する大学の姿勢を届けるために、五感に届く130ページのパンフレットを制作
2021年4月、京都精華大学は新たに2つの学部を開設しました。「2050年の世界」を見据えた新学部により、学びの領域がさらに広がります。
その「変化」を、受験生をはじめ保護者の方々、教職員などのステークホルダーへしっかりと伝えていくための大学案内パンフレットを、OBOGに加え在学生を交えたクリエイターコミュニティでチーム編成し、編集・制作を手掛けました。








プロジェクトの背景
Background
大学史に残る変革の時。大学からのメッセージは、どうすれば伝わるのか?
大学教育はこれからどうあるべきか?過去に学び、未来を見据えて、今なにをするのか?京都精華大学の魅力は何なのか?
たくさんのリサーチとディスカッションが行われる最中に、大学案内制作プロジェクトはスタートしました。
プロジェクトのチーム
Team
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岩崎 達也
代表取締役 / 編集長
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藤本 淳弥
シニアマネージャー / ディレクター
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黒田 純平
アートプランナー / キュレーター・ギャラリスト
プロジェクトのプロセス
Process
心強い制作クリエイターはOBOGに有り。卒業生クリエイターコミュニティによる、未来への願いを込めたチーム編成。
デザイナー、アーティスト、ライター、フォトグラファー、エンジニア、インタビュアー。
京都精華大学のOBOGは、「表現」をキーワードに世界中で活躍しています。その方々に編集・制作チームへ加わっていただき、一致団結して未来の「セイカ」を応援するプロジェクト体制をつくりました。
プロジェクトのディティール
Details
「音」で伝える学びの環境と大学生活
五感の中の「聴覚」は、見る・読むの「視覚」と交わることでイメージを拡張する役割を担います。
大学の音をフィールドレコーディングの手法で録音採取し、聴きやすいようリミックスしたデータを制作。大学案内の最後のページに、QRコードからアクセスして聴くことができるコンテンツを用意しました。
最後まで読み終えた高校生や保護者の皆様が、よりゆたかに大学生活をイメージできるコミュニケーションを目指しました。
京都精華大学で学ぶ日常を「音」で拾い集めました。
食堂は多様な国や地域から来た学生の声で賑わい、教室では金属を加工する音や、陶土を叩く音が響き、裏山では鶴やカラスの鳴き声が聞こえます。
これから本学をめざすみなさんに、少しでも未来の日常のイメージを膨らませてもらえるように。 オープンキャンパスや入試、そして入学後にあなたがこの音に再会し、今度はわたしたちの仲間として、新しい音を生み出してくれることを心待ちにしています。
◇音の採取場所
・7号館
立体造形実習室
金属を加工する音や学生の笑い声
・風光館
陶芸コース実習室 洋梨の釉薬を使う学生の声
イラストコース実習室
合評前の生徒の賑わい、合評中の先生の声
・悠々館 学生食堂
学生の賑わいの声や揚げ物の音

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