京都で始動する新しい芸術学校のPR

現代を生きる術を身につける長期アート講座プロジェクトを、必要としている方に届けるために

2022年4月、新しい芸術学校”BASE ART CAMP”がその第1期生となる25名の受講者と共にスタートしました。

京都の創造発信拠点として活動する6拠点(THEATRE E9 KYOTO,KYOTOGRAPHIE,kumagusuku,出町座,CLUB METRO,両足院)と京都信用金庫が共同で立ち上げた「一般社団法人BASE」が初の取り組みとして始動した芸術学校”BASE ART CAMP”。

働き生きる人のための新しい芸術学校を。

手を動かして“ものをつくる”、そんな単純なことをやめてしまった現代社会だからこそ、もう一度、原点に還って“ものをつくる”というアーティストの芸術的行為から、働く人の人生の糧になる術を学ぶプログラムを用意しています。

京都の現代芸術の創造発信拠点と信用金庫が始めるこの新しいアート事業の立ち上げ段階から、株式会社マガザンはPRを担当しています。

PRに加えて、プロジェクト体制の整理からスケジュール施策を行い、プログラムの内容の紹介や各拠点のアートへの想いを集めたインタビュー動画や記事の発信、そして”BASE ART CAMP”を通じて目指す「登頂」を表現するサウンドの制作を行いました。

芸術と社会との持続的な接続に向けたPRプランニング

企業や事業者が、社会課題の新しい解決策を生み出すため、また、自身の事業領域を拡大するために、「アート思考」というキーワードを掲げた事業を多く見受けるようになりました。

自己を探求し、社会への見方や意見を表現し、新たな価値を表現することを「アート思考」というのならば、その「アート思考」をどのように身につけ、具体的な施策として実行するのか。

アートと社会をつなぐことに腐心している、そんな風潮を感じるなか、

普段のプロジェクトから地域のアーティストやクリエイティブなコミュニティと関わり、日常的に「ものをつくる」を実践しているマガザンだからこそ、このプロジェクトに大きな可能性と今の時代に届けるべき価値を感じています。

今事業の目的を、「芸術から働くこと・生きることを学んでもらう」「一般社団法人BASEの存在・取り組みを知ってもらう」の２つに設定。

ターゲットも、アート思考を社内に、社員に取り込み、これからの時代を生き抜く新しい組織づくり・人材育成を行いたいと考える「法人」、

そして、仕事という軸と人生という軸を探している人・芸大に行きたかった人・アートコミュニティと繋がりたい人・京都で学びたい人という「個人」に設定し、ターゲットに届けるPR施策を計画しました。

プログラムの目的や内容をわかりやすく伝えるとともに、WebサイトやSNSなどで使える、汎用性の高い「映像コンテンツ」を中心に制作。映像は、受講生サポートのアーカイブ資料として、SNSコンテンツとして、広報資料として活用しています。

PRを通じて、約半年間という長期のプログラムの魅力を伝えるため、”BASE ART CAMP”運営チームや講師の想いを計画的・継続的に発信し、伝え、受講生になりうる人々との関係を構築しようと考えました。