会いにいく、配給宣伝活動
- Project Information :
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映画「逆光」のPRプロジェクト
- Date :
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Mar 2022
- Client :
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映画「逆光」
プロジェクト概要
Outline
関係性を広げていくあたたかい配給活動
映画「逆光」の 監督/俳優の須藤蓮くんと、映画の新しい宣伝方法の価値を京都で作った1ヶ月。
ある日ひょっこりとマガザンキョウトに現れた須藤くんと、そこから始まった「会いにいく、配給宣伝活動」に100人を超える人々が巻き込まれていきました。
オンラインでそれなりに物事を進められる時代に、ちゃんと人に会って、目を見てお話をする。そうやって対面で向き合う宣伝活動の中でいろいろな奇跡が起こったり、新しいコミュニティが広がりました。
気軽に人と会えない今だからこそ、須藤蓮くんと、この新しい宣伝活動の作り出すエネルギーが、京都のいろんな方面に息を吹き込んだ、そんな感覚が確かにありました。
プロジェクトの背景
Background
京都で映画を広めるには?
毎週開催されるミーティングの時間にマガザンキョウトに飛び込んできた1人の青年。出町座の田中さんにマガザンのことを聞いて来たんです、と。それが須藤蓮くんでした。
「京都で映画を広めるにはどうしたらいいんでしょうか?」という彼の相談を受けて、彼の持っているエネルギーとユニークさを最大限に引き出すフィジカルな映画の届け方を提案しました。
プロジェクトの発見
Discover
温かい映画の届け方を見つけたい
既存の配給宣伝活動は、打ち出した広告に対して興味のあるお客様が集まってくるというもの。須藤くんは、その一方通行な配給宣伝活動を”冷たい届け方”だと感じています。
そして情報が溢れ、アルゴリズムによって自分に最適化されたものがレコメンドされる時代。既存の配給宣伝活動ではより多くの人に訴求し、潜在化している人々に映画を届けることが難しくなっています。
須藤くんは、何年か前に京都の吉田寮を舞台にした映画「ワンダーウォール」に出演した際に、京都の非効率的な部分をちゃんと受け入れる文化に出会いました。
映画の配給活動もきっと数字ばかり見るのではなく、見てくれる人との対話を通して「温かい届け方」をした方がいいという考え方と、人間須藤蓮の持つ行動力、エネルギー、そして根っからの人懐っこさを活かして形にしたのが、「会いにいく、配給宣伝活動」です。
プロジェクトのディティール
Details
会いにいく、配給宣伝活動
マガザンキョウトの2階で展開している「逆光」グッズ
プロジェクトの成果
Results
京都は足を動かせば動かすだけ奇跡に出会えるサイズ感。
六曜社、喫茶マドラグ、出町座、ha ra、_COMES THE SUN、INDÉPENDANTS、吉田寮…
マガザンキョウトのレンタル自転車のペダルを漕いで、漕いで、漕ぐだけ人と出会って、路地裏に入っていけば入っていくだけ新しい何かが生まれていく。
「会いにいく、配給宣伝活動」では、鴨川でホットドッグを鳥に食べられる京都の洗礼から始まり、亀石を飛び越えて、ウェディング撮影に遭遇してちゃんとお祝いをする。
一日の〆のために入った居酒屋の寿海千丸店では、「ワンダーウォール」の共演者とばったり出会ったり。
「会いにいく、配給宣伝活動」での数々の出会いが、出町座での上映期間を伸ばす要素になったり、カフェのINDÉPENDANTSでは「逆光」presents のイベント”Go Go party”が大成功を収めたり…
私たちマガザンも、今まで出会ってこなかった方と繋がるなどコミュニティの輪が大きくなりました。
そしてこれからも須藤くんが言っていた冷たい届け方にならないように、温かく、エネルギーのある届け方を心がけていきます。
また京都で待っています。ありがとう須藤くん!
プロジェクトのチーム
Team
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須藤 蓮
俳優/映画監督
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渡辺 あや
脚本家
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永長 優樹
映画『逆光』宣伝チーム
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寺尾 都麦
学生映画監督/映画『逆光』京都宣伝チーム
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岩崎 達也
代表取締役 / 編集長
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金田 金太郎
ストアクルー / アーティスト
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佐々木 明日華
ディレクター / フォトグラファー
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