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2020.03.11

Ready for your journey.

ローカルコミュニティの灯を消さない。収益の一部をコミュニティへ還元するチャリティプログラムを始めます

泊まれる雑誌マガザンキョウトは、コロナウイルス等が原因で、突発的に持続困難となったローカルコミュニティをサポートするために、チャリティプログラム Ready for your journey. (#readyforyourjourney) を新しく始めます。

■応援金送付実績

累計 603,184円
2020年3月度(75,157円)
2020年4月度(109,506円)
2020年5月度(124,404円)
2020年6月度(94,727円)
2020年7月度(71,814円)
2020年8月度(32,020円)
2020年9月度(29,471円)
2020年10月度(31,194円)
2020年11月度(34,891円)

■応援金送付先

・CLUB METRO
・KAGAN HOTEL
・KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku
・サウナの梅湯

※利益=売上-商品原価-実務人件費-送料

マガザンキョウト公式オンラインストア(https://magasinn.thebase.in/)でご購入いただいた売上における「利益の50%」を、コロナウイルス等が原因で突発的に持続困難となった、私たちの目と手と心が届くつながりのある方々(=ローカルコミュニティ)への応援金として使わせていただきます。

私たちの周りの小さなコミュニティの中でも、経営危機や運営が難しくなっているという声を間近で、シリアスな話として聞くようになってきました。

私たちは、こう強く願わざるを得なくなりました。

「ローカルコミュニティの灯を消したくない。」
「たくさんの方々に支えていただいているから、次は支える側に回りたい。」

大きなストアに比べると売上は微々たるもののため、多大な金額にはならないかもしれません。それでも、今できることからどうしてもチャレンジしたいと思いました。

準備がととのったら、
皆が気持ちよく、また次の旅へ出られますように。

マガザンキョウト編集長
岩崎達也

 

—チャリティープログラムの詳細は下記をお目通しください—

■私たちは何者か?

泊まれる雑誌マガザンキョウトは、宿やローカルグッズ、アートを提供することで京都カルチャーへの滞在時間を生み出し、コミュニティ(=共同体)を育んでいく滞在型ローカルメディアです。

クラウドファンディングを活用してたくさんの方々にお力を借りながら、2016年に創業しました。現在は社員6名で運営しています。

詳しい事業内容は下記の記事をご参照ください。

マガザンキョウト ホテル特集『BOY MEETS SHE, 〜京都夜遊〜』共同編集者トークイベント前編 | 異なる道筋でたどり着いた、 ふたりの「ホテル=メディア論」。
https://magasinn.xyz/article/2018/05/27/hotel/

京都移住計画「地域にとっての公民館 〜 進化し続ける雑誌の空間」
https://kyoto-iju.com/space/ba_07

ONE STORY 「人×人の化学反応を生み出す空間メディア。」
https://www.onestory-media.jp/post/?id=1065

マガザンキョウトオフィシャルサイト
https://magasinn.xyz/

 

■チャリティプログラムは、具体的に何をするのか?

・コロナウイルス等が原因で突発的に持続困難となった、マガザンキョウトとつながりのある方々へ、応援金を直接送付します。
マガザンキョウト公式オンラインストア(https://magasinn.thebase.in/)で生まれた利益の内50%を、コロナウイルス等が原因で突発的に持続困難となった、私たちがつながりのある方々への応援金として使わせていただきます。オンラインストアで販売しているすべての商品が対象です。

集まる金額には限りがあります。これまでお世話になったり、助け合っていたり、共にプロジェクトに臨む戦友のようだったりする方々へ、できる限りの金額を直接お送りいたします。

文化も経済も、今の社会システムの中で人件費や地代など「金銭」は欠かすことができない、持続を左右するクリティカルなものです。そのため、当プログラムでは「金銭」の形でお送りいたします。

 

・グッズ、アートを販売することで、ローカルプレイヤーの文化・経済活動を間接的にサポートします。
マガザンキョウトは、ローカルプレイヤーが生み出したプロダクトやアート、旅が楽しくなる雑貨、グッズを、「カルチャーが体験できるモノ」と位置づけて販売しています。

通常業務の中で、できる限り「買取る」契約で仕入れてお客様へ販売することで、表現を届け、お金の循環をつくり、文化的・経済的な活動の継続を後押しできたらと考えて今に至ります。チャリティプログラムで、これまで以上にお金と文化両方の流通促進へとつながれば、これほど嬉しいことはありません。

 

・応援先は、応援先の合意を得た上で当記事内にて公開いたします。金額は、その実名匿名に関わらず随時公開いたします。

 

■具体的に誰にいくら応援金を送るのか?

その他決定次第、随時お伝えしていきます。

まず最初は、クラウドファンディングでも運営危機と支援依頼を表明されている KAGAN HOTEL を想定しています(先方から実施・掲載の合意を得ています)。京都の倉庫街に拠点を構え、若手の現代アーティストと世界を繋ぐことを掲げておられます。宿泊予約の急激なキャンセル増等により、開業間もないこれからという時に苦境へ立たされています。

 

KAGAN HOTEL
https://kaganhotel.com/

クラウドファンディング
京都卸売市場にあるアーティストの拠点が新型コロナで存続の危機!サロンメンバーになって河岸ホテルを支えてください…!
https://motion-gallery.net/projects/kaganhotel2

応援先および金額の決定については不確定事項が多い状況のため、応援先とマガザンメンバーの協議によって目と手が届く範囲で進めさせていただきたく存じます。

もちろん、他にも私たちの知り得ないところで、たくさんの方々が窮地に立たされていくことが想像できます。私たちが全員に応援金を行き渡らせることができれば良いのですが、小さなコミュニティ・経済圏のためそれは叶いません。その現実と向き合った中での方策として、まずこのやり方ならできるのではと考えた経緯です。

また、国や寄付団体を中心に、広く届ける様々な支援策が用意されてきていますが、支援が行き渡らない方々がいることが想定されます。

私たちのコミュニティは限られたものですが、その代わりに高い解像度で長い時間、つながっている方々と向き合うことができます。そこで生まれた信頼関係と信用で、応援先を決めたいと考えております。

※参考
経済産業省の支援策
https://www.meti.go.jp/covid-19/

新型コロナウイルス感染症対策における中小企業支援に関する緊急提言 (日本商工会議所)
https://www.jcci.or.jp/chusho/20200306kinkyuuteigen.pdf

 

「困っています」、「うまくいっていません」と声を挙げることは、とても勇気の要ることだと思います。ただ、助けたい、手伝いたいと思っていても、状況がわからないと周囲は行動に移すことが難しくなってしまいますし、全員に潤沢な支援を行き届かせることは叶わないと想像できます。

着実に感染が広がっている中で、直接店頭に足を運ぶことに諸手を挙げて賛成・後押しすることも叶わないことがあります。誠実に、真面目にやってきている方ほど、まず声を上げてほしいとも願っています。

 

■このような方々の応援を特に歓迎いたします。

・ローカルコミュニティをサポートしたいと考えている方
・京都の旅や文化がお好きな方
・雑貨や道具、アートがお好きな方
・何よりも、私たちの考えとコミュニティを信用し、後押ししたいと思ってくださる方

■どのような参加方法があるか?

オンラインストアで商品をご購入いただくのはもちろん、SNS等でのシェア( #readyforyourjourney )や、誰かに直接お伝えいただくのも大変有り難いです。

■なぜオンラインストアでチャリティプログラムを始めるのか?

・感染症に対して、対面販売よりも低リスクだと考えるから

コロナウイルスの発生をきっかけに、昨今の困難な状況が生まれていると認識をしています。そのため、感染リスクを私たちができる最小限に抑えるために、直接対面する人数を最小化できるオンラインストアでのみ適用とさせていただきます。

そして配送会社の皆さん、いつもありがとうございます。今回もまたお力を貸してください。しかしながら昨今の状況から、更に配送会社の皆さんへの負担が大きくなってきている点は否めません。やむを得ず配送遅延などが起こってしまう際はご了承をいただけますと幸いです。

なお、直接来店を拒みたいわけではありません。街のはずれの小さなお店ですので、何も告知をしなければ1日4〜6時間の営業時間中に数名〜十数名の分散してのご来店となりますから、その程度の人数を想定しつつ店頭も営業を続けています。

 

・たくさんの方々の力を結集して届けられるから

運営メンバー個々人、ないしは弊社だけで拠出できる応援金は少ないです。実店舗へお越しくださることが難しい皆さんも含めて、元気玉のように力を組み合わせて少しでも大きく届けられたらと考えています。

 

・京都を旅する楽しさを忘れてほしくないから

取り扱っている京都のローカルプロダクト、アートは、それそのものから様々に京都のおもしろさを感じることができます。特に未来を担うユースカルチャーをかたちづくる品々が中心です。

ぜひ手にとって、使って、鑑賞して、好きになって、旅をするような日常の彩りになってほしいと願っています。

また、運営スタッフは全員京都の魅力に取り憑かれた、京都出身ではない者たちです。京都を旅する楽しさを知ってしまったから、今こうして運営をしているとも言えます。

一方で、それ以外にもインバウンドバブルや行き過ぎた不動産投資なども関連する複合的・構造的な問題から、今回の事態が起こっているとも考えています。それらを咀嚼し、建設的に次のステップへと進んでいけることを祈っています。

大都市とは異なるリズムで、日々さまざまなものごとが京都では生まれては育ち続けています。清々しく旅に出られるようになったら、また次の京都でたっぷりとお会いしましょう。

 

■いつまで続けるのか?

未定です。皆さんの声を聴きながら、私たちが意義があると考え、持続できている間は続けようと考えています。

一方で、マガザンの経営が順風満帆で盤石という自信はありません。このやり方(=売上が確定した後の利益を還元することで、経営とキャッシュフローを破綻させない状態)であれば続けていけるのではと今は考えた、というのが正直なところです。

普段はとても真剣に、でも遊ぶように営みを続けていますが、本件についても一所懸命に取り組みます。ただ、どうしてもうまくいかない、良いかたちにすることが難しいことも想定できます。その時は、一緒に考えていただける方がいらっしゃいましたらとても心強いです。

 

■最後に

これが「ベスト」な手段かどうか、私たちは分かっておりません。なんとか皆で知恵を絞って、力不足を痛感しながら、勇気を出してまずひとつ形にしました。どうか力を貸してください。良い支え合いの形をつくりたいです。

 

準備がととのったら、
皆が気持ちよく、また次の旅へ出られますように。

 

泊まれる雑誌マガザンキョウト

https://magasinn.thebase.in/
https://www.instagram.com/magasinn_kyoto/