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POPEYEの取材を目の当たりにして思ったこと | マガザンキョウト編集長ブログ

ポパイ初の京都特集が絶賛販売中だ。想い入れが強いからちゃんとシェアしよう、と思っていたら発売から随分と日が経ってしまった。

「ついに京都特集をやることになり、色々相談したく。」

POPEYE編集部の友人矢野くんからMessagerで連絡が来たのは、真冬の2月17日のことだった。

矢野くんとは東京で会社員をしていた時に家が近く、同い年でお互い兵庫県出身、高校も近くて硬式野球部でピッチャーをやっていて実は試合したことあって、服が好き、同じマスメディア業界に居たという、これでもかというくらい共通点があるから、仲良くならない理由が見当たらなかった。

ぼくが京都へ引っ越してからもたまーに連絡を取り合い、マガザンキョウトOPENの日にはわざわざ東京から駆けつけてくれた。

「いつか取材するわ。」
「いつか取材してもらえるようにがんばるわ。」

そんな感じで言葉を交わしたのを覚えている。

「泊まれる雑誌」と銘打ったからこそ余計に、POPEYEの編集者のお眼鏡に叶う場所に育てる、という目標がOPENの日にできたのだった。

冒頭の相談を受けて、ええかっこしいのぼくは知っているすべてのおもしろそうでPOPEYEっぽい人や店や場所をマシンガンのように矢野くんに伝えた。

(恐らく取材NGの場所もあったり、紹介した方々にとって有難迷惑のケースもあったかもしれない。先にこの場を借りて皆さまに御礼とお詫びを申し上げます。)

《2月末、徹底的なリサーチが始まった》

「明日から京都入りです。」
と2月28日に連絡が来て、四条の飲み屋で落ち合った。

矢野くんの上司のキャップAさんも一緒で、京都歴2年のペーペーの自分の話を「へぇー。」、「ほぉー。」とせっせとメモにしたためていく。ありとあらゆる京都の人に、事前リサーチをお願いしていた様子だった。

夜も遅くまで飲んで、彼らは翌朝早くからえむじかのレンタサイクルで、文字通り片っ端から回っていた。それも見て入店するだけではなく、時間が許す限りほぼ確実に飲んで食べて買って体験していた。

これまで自分が経験してきた中では、編集部の方々が直接現地に足を運ぶことは珍しく、現地の編集者やライターの方に外注するのが普通だと思う。増してや東京拠点の雑誌である、移動費に宿泊費、人件費もバカにならないだろう(もちろんマガザンキョウトにも泊まってくださった)。

POPEYE編集部の皆さんは一体「何人日」京都に居たのだろうか。少なくとも30人日くらいはいた気がする。「まだ居るの?笑」と聞いたら、「ちゃんと取材したいところが山ほどあるねん汗」と返ってくる。うまく折り合いをつけることもできただろうに、このプロ意識の高さと面白がり根性には、同じ編集者という肩書を名乗る自分にはめちゃくちゃに刺激になった。

《できる限りの少人数内製が生むPOPEYEらしさ》

「ページ数が予定よりもかなり増えそう。」
とリサーチが終わる頃に矢野くんは言っていた。

京都特集の編集チームは確か3-4人。POPEYEらしいページという枠にできる限りぎっちり詰め込む濃縮濃密さは変わらずページを増やす、それは考えただけでもえらいこっちゃな仕業だ。

時間が無い中で想い入れがあるが故の、思い込み記事もあるのかもしれない。でもそれは間違いなく「他には絶対無い京都特集をつくる」という魂がこもっていたのだと思う。

マガザンキョウトや友人知人の場所の取材がどうだったかというのは、ぜひ本誌を読んでもらえればと思う。マガザンキョウトに関しては、「編集部からどう見えるのか」と切り口は委ねて、事実関係以外の修正はしなかった。さてどう読んでいただけるのか。


とここまでマガザンキョウトのカウンターで重い腰を上げて書いていたら、「この居酒屋は本当に素晴らしいから、ここだけはぜひ一緒に行ってくれ!」と矢野くんに熱弁して掲載に至った「寿海千丸店」のお父さんとお母さんが偶然、しかも初めてマガザンキョウトに来店くださった。

実は少し心配していた。地元の方々に愛される店だから、雑誌に紹介してもよかったのだろうか、と。

「私ら、雑誌に載るの初めてやったからすごい嬉しくて、いっぱいコピーして店に貼ってますねん。東京や台湾からも毎日のように若い人たちが来てくれるようになって、うれしいんです。」

と手土産と最高のスマイルを携えて来てくれて、たくさんお話をして、今のインテリア特集も体験くださった。

これこそが雑誌のあるべき姿だと思った。

popeye1いつものように楽しく寿海千丸店で飲んでいる様がそのまま掲載


popeye2「シティーボーイ&ガールを紹介してくれ」と言われて紹介したら掲載されたお客さま
popeye3

イチオシのイラストレーターしまだたかひろくんもPOPEYE4

JUKAI×POPEYE本当にこの記事を書いている最中にお越しくださった寿海のお2人

マガザンキョウトOPENから1年と少し、本当にこの場所を作ってよかったと思える機会となりました。

あらためて取材に関わってくださった全ての方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

POPEYEを読んで、京都へ行こう!

マガザンキョウト編集長
岩崎達也

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